動向

皆さん、こんにちは!

今日は正に「天高く、馬肥ゆる秋」と云った天気ですね。

ホントに気持ちがいいです。

経済の方も雲一つないと云う様な状態に早くなって欲しいものです。

昨日は久しぶりに株価が1万円を突破しました。

これは様々な要因はあるものの、上場企業の上半期業績が思った以上に良かったと云うこともあります。

又少し円安に為替も振れていて輸出産業への期待感などもある様です。

これに加えて、アメリカの金融緩和への圧力、補正予算の成立などが相互的に絡んだ結果だろうと推察されます。

では果たして日本経済は晴天に向かって進むのでしょうか?

私はどちらかと云うと、少し悲観的に見ています。

一時は様々な要因が上手く絡みあった場合、数字的にはよくなるとは思います。

今回も株価が上昇すると云うことは含み資産が増え、半期業績を見ても、その数字を押し上げているはずです。

又資産が増えたことで色々な投資に廻る可能性も有り、その効果が波及することも短期的にはあるかもしれません。

私が懸念するのは、やはり消費です。 今一番消費の強い世代は30才前後の独身男女だそうです。

今年の大卒の就職内定率は約56%で過去最低です。 この数字には長期アルバイトや留学生は含まれていません。

実質は50%位かもしれません。2人に1人は仕事につけない状態なのです。

当然ながら数年経つと消費が強いとされる年代に入ってきます。

この様な環境で消費を下支え出来るのでしょうか?

以前のブログにも記述しました様に、日本は消費経済です。

消費が上向きになり、その結果、企業の売上も回復基調にならなければ本当の意味での景気回復とはならないんではないかと考えるのです。

これは恐らく上場企業の上層部も理解しておられると思います。

なぜなら冒頭の様に本当に業績が回復したと考えるのであれば、採用者を増やすからです。

まだそこまでは行かないと云うところに闇の深さを感じるのです。

私達はニュースや新聞の情報に踊らされ一喜一憂するのではなく、足元を見つめ会社としてのメッセージ、そしてその活動を通じて共鳴して頂けるファンを拡大することを愚直に行っていかなければならないと思います。