働き方改革⁈

皆さん、こんにちは‼︎
梅雨ですね……

今年は例年に無く 早い梅雨入りです。
ただ、50年ほど前は 6月に入ると梅雨…そんな感じだったんですけどね………

今年は梅雨入りが早い分 梅雨明けも早くなりそうで、猛暑の夏が長くなるかもしれません。

若い時は 太陽が燦々と降り注ぐ夏は大好きでしたが、歳を重ねると共に 35度を越える日本の夏が若干 辛くなって来ています………

それを考えると 今から 少し気が滅入りますが……………。

 

さて、話しは変わりますが、昨今「働き方改革」が盛んに取り沙汰されています。

上述のように、気候も気温も変化をして来た現代では、政府としてサマータイムを導入する……こんな事も「働き方改革」の1つかもしれません。

また、企業においても それぞれが独自の「働き方改革」に取り組んでおられます。

労働時間の見直し、労働環境の改善、福利厚生の拡充、労働スタイルの見直し…など様々です。

しかし一番の「働き方改革」は「組織改革」ではないか?と私は考えています。

これまでの日本型組織は いわゆる「ピラミッド型組織」……簡単に言えば 上層部が決定した事項を組織に指示をし 実行させる…こんな感じです。

これでは 組織が「やらされている感」が強く、気持ち的に疲弊する事も考えられます。

幾ら物理的に「働き方改革」などを行なった所で、本質的な解決にはならないのではないでしょうか?

現代は激動の時代…変化の早い時代………そしてその中で、短期間でやらなければならない事が昔より山積していて、キャパシティをオーバーし疲弊する…………こんな働く環境になって来ているのだと考えています。

それでは、幾ら 物理的に労働時間を短縮しても、やらなければならない仕事量は変わらず、気持ちのゆとりが逆に無くなる………

それなら残業してでも、仕事を終わらせてから帰宅した方がいい………………こんな話もよく聞きます。

こんな事が発生している根源は「ピラミッド型組織」にあるのではないか?と言うのが私の見解です。

経営資源…「人」「モノ」「金」「情報」「ブランディング」

現代においては この5つです。

特にピラミッド型組織においては、情報は上層部だけが共有し、経営資源の投入を決め、組織が実行する……こういう事です。

これからの組織は、ピラミッド型では無く、「フラット型組織」にする必要があります。

それぞれの部門部署の人達が自立した中で、「部門部署の在り方」を議論し それを主体的に押し進める……こんなイメージです。

情報は全てオープン……その中で、部門部署として主体的な議論がなされ、経営資源が必要ならば経営陣に相談をする………経営資源は有限ですので、当然 出来る事と出来ない事はありますが、ここは経営判断に委ねる…………

このようなボトムアップの意思決定の在り方、進め方が、作業や課題解決のスピードアップに繋がり、且つ主体的に仕事を行う事で充実感もあり、気持ち的にも疲弊せず、気が付けば、労働環境が改善されている……………こんな結果をもたらせてくれると思います。

ただし、それを可能にするには 個々にある程度のスキルが必要です。

このフラット型組織はベンチャー企業によく見られますが、代表的なスタイルは「星のリゾート」です。

星野社長は、フラット型組織を押し進めるにあたり、個々のスキルについて次の4つが重要であると言われています。

① コミャニケーション能力
② 論理的思考
③ プレゼン能力(説明能力)
④ ファシリテーション能力

以上の4つです。

フラット型組織からの意思決定
→そして社長及び経営陣の最終承認・最終方針の決定………………

このような形になる訳ですので、通常の会議で見られる 感想や場当たり意見では何ら意味を持ちません。

まずは部門部署でフラットで闊達な議論がなされ、論理的且つ裏付け、将来性を背景に、経営陣が理解・説得出来るような説明能力が要求されます。

また、部門部署で闊達な議論をする為には、風通しの良い環境も必要です。

その中でもファシリテーション能力が最も重要なスキルです。

「如何に難しいものを簡単にするのか?」→マニュアル、手順書、ロープレなどを駆使し、出来るだけ簡単に効率よくするにはどうすればいいのか?

活動の成果達成の為にどのようなフォローや支援をしてあげればよいのか?

このような事を考え実行するのが、ファシリテーション能力です。

当然、議論のゴールを見据えて導いてあげるのも このファシリテーション能力という訳です。

従って、責任者は勿論の事、全員がこのファシリテーション能力を身に付けたなら フラット型組織に移行する事は容易な事になります。

このような議論をフラットに行う事で、無駄や無理…または属人性が無くなり、自分全員が考えた事なので、誰が何をいつまでに どのように行うのか?も明確で且つ主体的となり、その結果、充実感の中で労働環境が大幅に改善されているという結果となるのです。

まずは現在 ピラミッド型組織であるならば、『与えられた経営資源を用いて如何にすれば生産性があがるのか?』を何はともあれ部門部署責任者及び関係者や部員は考え実行しなくてはなりません。

そのような思考や実行が出来るようになった先に、今度は自分達が『自分達の部門部署はどうあるべきか?』を主体的に考え それによる経営資源が必要な場合は、経営陣に相談・説得をして、自分達の目標を達成して行く………

こんな「フラット型組織」が疲弊した現代においては「働き方改革」を本質的に解決する唯一の手段ではないでしょうか。