ドラッカー流 時間管理術

皆さん、こんにちは‼︎
まぁ、随分と暖かくなりましたね。
暖かく……というより初夏を思わせるような陽気です。

私も日中 車で移動中、今年初めてクーラーをつけてしまいました。

昨今、心地よい春の陽気が短くなった感じがします。

昔のように穏やかに季節の移ろいには時間を掛けて欲しいものですが、
近年の変化が激しいビジネス同様、追われるがままに慌ただしく時間が過ぎ去って行く……こんな感じがしてなりません。

これも時代なのかもしれません。

季節の移ろいは地球温暖化の影響により、
如何ともし難い所はありますが、ビジネスに関しましては時間の使い方によって如何様にもなると思います。

激動の現代を生きる私達にとって、せめてビジネスぐらいはゆとりを持って臨みたいものです。

そこで今日は、「時間の使い方」の参考になるのではないか?
と思い「ドラッカー流 時間管理術」をご紹介させて頂きます。

ドラッカーは言わずと知れた経済学者・経営思想家です。

一時、高校野球漫画にも取り入れられ「もしドラ」として一世風靡をしましたので、若い方々もご存知かもしれません。

ドラッカーは【企業とは顧客の創造活動にある】
そして【マネージメントに唯一、必要な資質は真摯さである】……と端的に定義付けられています。

言わばリーダーに必要な資質は真摯さ…と言う訳です。

真摯に向き合うから、
自身の仕事もある中でも、部下の行動に対して、手を差し伸べられる…主体的になれる…一緒に考えてあげれる…怒れる…と言う事なんだろうと思います。

そのドラッカーは時間の重要性についても述べられています。

ドラッカー曰く
【成果をあげるには、仕事からスタートするのでは無く、時間からスタートする事である】……これもまた端的な答えです。

それだけ時間は大事だという事です。

森羅万象…生きとし生けるものすべて、1日は24時間です。

それをどのように使うか?によって成果は決まり、時間を自ら追っ掛ける事で、ゆとりのあるビジネスライフが創造出来るという訳です。

また、ドラッカーはこのように言われています。
「私達は仕事の時間を25%も管理下に置けていない。これは、あらゆるビジネスパーソンに共通する真実である」…と。

逆説的に言うと、時間の約80%弱は自ら追っ掛けられていない状況……管理出来ていない状況だと言う事です。

日常業務に追われたり、お客様や購買先又は上司の指示によって振り回されたり……

確かに相手主導…仕事主導から時間が使わされ、自らの主導による本来の仕事に、時間が使われていない……又は後回しになっている……そんな感じがします。

これではドラッカーの言う「顧客創造」…本来の仕事の為の時間は極めて短くなってしまっています。

従ってドラッカーは、まず「時間の使い方を精査しなければならない」と言われています。

その為には、時間の使い方を客観視し、
「生産性と業績の向上に繋がらない活動は何か?」
「非生産性で無駄な仕事は何か?」
「他の人又はパートナーで行なった方がいい仕事は何か?」
「他人を巻き込み時間を浪費させている仕事は何か?」
をピックアップする……。

これらは自ら時間を使って行う活動や業務では無いと断定されています。

また、企業活動としての「顧客の創造」…
部署としての「生産性と業績の向上」…………
この為に貴重な時間を使う訳だから、活動や業務を行う場合、常に「これは本来の仕事か?」
「本来の仕事に必要か?役立つのか?」
「本来の仕事が平準化され、やりやすくなるのか?スピードが上がるのか?」
を自問自答しなければならない……と言われています。

そして上記の問いの答えがNOならば、それらの活動や業務は雑事にすぎない……とも言われています。

上述のような観点から、まず時間の使い方を精査し、日々…週…月…の活動スケジュールを策定します。

その時、行動予定を単に策定するのでは無く、
【いつまでに、何をするのか?】……
行動では無く、時間軸から策定しなければならないと言われています。

特定の成果を上げるには、
「売上・利益の向上」「生産性の向上」…
『顧客の創造』に直結する為に必要な時間を先に確保し、その後、何をするのかを当てはめて行く……
このような手順で策定するのだそうです。

そして、「時間対行動」をきちっと記録し、その効果ヤフー成果を定期的に検証を実施する……。

これがドラッカー流 時間管理術と言う事です。

私達は日頃、業務に翻弄されバタバタしています。
しかし、その割には成果が上がっていない……こんな事はよくある話です。

ドラッカーの言う「本来の仕事」に時間を使っていない結果なのかもしれません。

約80%弱は時間管理出来ていない……よく分かる気がします。

 

全てにおいて時間管理出来る事は不可能だと思いますが、80%の内、10%でも20%でも、自ら主導の時間管理をする……本来の仕事を後回しにするのでは無く、まずその時間を割り当てる…………こんな事から始めれば如何でしょう。

それにより、個人としても今よりも成果が出るのではないでしょうか?

その結果、会社としても「顧客創造」…「業績向上」が成されれば、全体的なゆとりあるビジネスライフを構築出来ると思うのです。

売上利益顧客創造に直結した優先順位…