早期回復予想のインバウンド需要。外国人観光客に喜ばれるノベルティとは?
1,インバウンド需要の早期回復
昨年10月に水際対策が緩和されて以降、予想以上のスピードで訪日外客数が回復しています。
さらに、訪日外客数一人あたりの消費額はコロナ前の水準を上回っている状況です。
消費額の上位は1,韓国 2,香港 3,米国 4,台湾 5,中国
コロナ前、一人当たりの消費額平均が最も多かったのは中国でした。
今年3月にも中国に対して慎重だった水際対策を緩和すると発表されたので、今後中国からの観光客がさらに増加することが見込まれています。
また消費額に注目すると、コロナ前と比べると宿泊費が伸びているのが特徴的です。
国別に訪日外客の消費額の構成を見ると、アジア諸国からの訪日客は、宿泊費よりも買い物代などにお金を使う傾向がみられます。
一方、米国や英国などの欧米諸国からの訪日客は、宿泊費にお金をかける傾向がみられます。
このような傾向から、欧米諸国に対しては付加価値を付けた宿泊サービスの提供。
アジア諸国に対しては購買意欲を向上させるようなお土産を用意する必要があるでしょう。
参考資料:2023年のインバウンド需要は4.96兆円と早くもコロナ前を上回る予想
https://www.nri.com/jp/knowledge/blog/lst/2023/fis/kiuchi/0221_2
2,インバウンド市場におけるノベルティの目的
■ブランディングの向上
外国人観光客にノベルティを配布することで、日本の企業や団体はブランディングの向上を図ることができます。
例えば、エコバックにロゴを印字したりすることで、観光客にとって日本のイメージと結びつき、認知度を高める効果が期待できます。
■感謝の気持ちを伝えることができる
観光客に対して日本のおもてなしの心が伝わり、好印象を与えることができるでしょう。
喜んでもらえるノベルティを配布すれば、また訪れたいと思うきっかけとなり、リピート率の向上にもつながります。
3,喜ばれるノベルティとは
インバウンド向けのノベルティとは、日本の文化や観光地を訪れた証でもあります。
したがって、外国人観光客は訪れた国でしか手に入らないユニークなものを求めています。
■日本らしいもの
日本の伝統工芸品や和雑貨、日本のお菓子など日本らしさのあるものが喜ばれるでしょう。
日本らしさあるノベルティは、外国人観光客にとって日本の文化を知る材料となり良い思い出となるでしょう。
■日本滞在中に利用できるもの
例えば、電車やバス移動する際に利用できるパスケース、買い物した際に利用できるエコバックなど。
私たち日本人の日常であることは、外国人観光客にとっては非日常です。
私たちが日常で使用している必須アイテムが意外と外国人観光客にとって喜ばれるアイテムになるでしょう。
■付加価値を付けたもの
配布したノベルティにQRコードを付けておくとユニークでおすすめです。
QRコードに日本の文化や歴史の説明、おすすめの観光地などの情報をリンクしておくと外国人観光客からも喜ばれるでしょう。
4,注意する点
外国人観光客にノベルティを配布する際は、伝え方に注意が必要です。
せっかく魅力的なノベルティを用意しても使用方法がわからなければ、困惑させてしまいます。
ノベルティの使用方法や魅力については、外国人観光客にしっかり伝わる言語やマークで表記するようにしましょう。
5,最後に
この記事では、インバウンド市場におけるノベルティの目的を踏まえた上で、外国人観光客に喜ばれるノベルティとは何かを解説しました。
インバウンド需要が回復する中、ノベルティは外国人観光客を取り込むために非常に重要な役割を担っています。
外国人観光客のニーズを把握し、ノベルティという付加価値をつけたおもてなしで外国人観光客の心を掴みましょう。
弊社・コシオカ産業では今回ご紹介したようなノベルティ制作も承っています。選りすぐりのデザイン事務所やプロモーション会社、ブランディング会社と提携しているので、お客様のニーズ・想いに合わせて最適な企画・デザインをご提案することが可能です。