成功者

皆さん、こんにちは!!

暑い日が続きますね。

世の中の変化と同様に、この所の気候の変化も急激です。

いずれにせよ、徐々に変化するものには対応がそれなりに可能ですが、急激な変化にはいささか後追いになってしまいますね。

時代であれ、気候であれ、その辺りの対応力が現代人には求められているのかもしれません。

さて、話は変わりますが、昔よく諸先輩方から「最近の若い者は…」と言われたものです。

皆様方も記憶にあることでしょう。

私自身、年齢と共に言われなくなって来ている訳ですが、逆に「最近の若い者は…」と感じている自分がいます。

いつの時代でも、その繰り返しかもしれませんが、「最近の若い者は…」と、良いにつけ、悪いにつけ、思い始めたら歳を取った証拠かもしれません。

私の見解として、「最近の若い者は…」は、お世辞抜きで優秀です。

パソコンを当たり前の様に使いこなせることだけを見ても、その優秀さが分かります。

当然ながら私達の若い頃には、パソコンも携帯電話も存在しませんでした。

私達の時代と違って今は情報が様々な手段を使って速やかに入手することが出来るのです。

若い方々の持つ情報量の多さは、私達の若い頃と比べものになりません。

従って、「最近の若い者は…」遥かに優秀だと思うのです。

以前、この様な話を聞いたことがあります。

高校野球の歴史上、高校生で160キロを投げるピッチャーというのはいませんでした。

それが今や高校生で160キロを投げるピッチャーが出てきています。

160キロは特異としても、140キロを投げるピッチャーは余多、存在します。

私達の時代では、140キロを投げれば一流でした。

この1つの理由として、情報の入手が容易になったことが要因と言われています。

スポーツ医学の進化、トレーニング方法など、今までなら、そのレベルに達しなければ入手出来なかった情報が、どのレベルにおいても入手出来る様になり、いち早くレベルアップの道に着手出来るという訳です。

人には限界もありますので、今の所160キロ台が限界なのかもしれません。

しかし、今までプロ野球に入って、指導を受け、25歳位でようやく到達していたものが、プロに入らなくても18歳位で到達してしまうということです。

確かに、これには一理あると思います。

世界を見ても、国の事情にもよりますが、情報が入りずらい国々の国民は、その成長スピードが遅い感じがします。

野球以外、陸上であれ、その他のスポーツであれ同様のことが言えると考えますし、仕事においても同じことが言えるかもしれません。

今はどの分野、立場においても日本では自由に情報を入手することが出来ます。

問題は、その仕入れた情報を如何に仕事に応用し結果を出すか?だけです。

このポイントが優秀な者だけで終わるのか?成功者になるのか?の違いだと思います。

「最近の若い者は…」上述の様に優秀ではありますが、情報が入手しやすくなった分、その弊害をも併せ持っているのではないか?考えます。

それは優秀なあまり、先の答えを導き出し、やる前から結論を持ってしまうことです。

その結論が、あまり思わしくなかったら、はなから素直に取り組もうとしない、そんな側面を持っている感じがします。

勿体無い話です。

私達の時代は、情報が断片的で限定的だった為、情報や経験の持っている方の意見に、比較的素直に聞き入れ、行動をしていました。

正しいか…間違っているか…をあまり理解せずに…。

しかし、それが成功であれ失敗であれ、実際に体験をした経験値として残っています。

だから、精神的な強さや見聞が身に付いて来たのだとも思います。

今や経営資源は昔でゆう所の「人」「物」「金」に加えて「情報」が重要とされています。

今の日本に暮らす人達は、若い時から、その情報を自由に様々な角度から入手することが当たり前の時代に育って来ました。

あとは、その情報を基に、どんどんチャレンジをし、失敗体験を重ねて行かれたら、やがて成功者となり得ると思います。

大いに期待をしています。