変化はチャンス

皆さん、こんにちは!!

今週末は比較的、気候もいい様で、絶好の行楽日和となりそうです。

今日からゴールデンウィーク前半の3連休という方も多いのではないでしょうか?

私は、この週末、今日はISO の外部監査、明日は東本願寺へお参り、明後日は地域のイベント、こんな感じです。

皆さんも、ご自身のリフレッシュや家族サービスなど有意義な時間をお過ごし下さい。

さて、私達の会社において、6月末が年度末です。

もう4月末ですので、そろそろ今期の着地も見えてくる時期です。

今期、出来た所・出来なかった所、目標に達成した項目・達成しなかった項目…。

例年、このゴールデンウィークのゆっくりとした時間を利用して、頭の整理をする様に心掛けています。

そして、ゴールデンウィーク明けから、結果及び諸事情も鑑み、来年度に向けた構想を練るという具合です。

ただ、今年度は上述以外に急いで対応をしなくてはならない課題が出て来ましたので、一部前倒しで現在進めている事案もあります。

私達にとっての緊急課題は「急激な円安」という点です。

為替について、次の様なデータがあります。

円安になって業績が良くなる企業は全体の42%、業績が悪くなる企業は35%ということです。

やはり、一昔前と違って、長引くデフレやグローバリゼーションの観点から海外生産への依存度が高くなっており、もはや円安誘導だけでは、この国の景気は良くならないことを意味しています。

とは言うものの、今までが超円高基調でしたので、現在の国内産業構造を考えると、総論では100円位が妥当で、円安もやむ無しと思ってはいますが……。

実は、私の持論は真逆で、国としてのあるべき姿を考えると、自国通貨は高くなければならないと考えています。

特に日本の様な資源のない国においては尚更のことだと思います。

今、多くの中小企業で起こっている現象は、原材料が上がり、売価転嫁が出来ず、利益を圧迫する傾向にあります。

私達国民においてもまた、原材料が上がる為、食料品の値上がりに繋がり、生活費を圧迫する傾向にあります。

いずれ国内消費が上がってくれば、少しずつ解消はされるとは思いますが……。

されど、来年度から、まず消費税3%アップも注文付きではありますが実施されるかもしれません。

果たして消費が上がるのか…。

消費が上がる為には、給料が上がらなくてはなりません。 給料が上がる為には、企業業績が良くならなくてはなりません。 企業業績が良くなるには、消費が上がらないとなりません。

如何にも矛盾した道理に見えてしまいます。

「利は元に有り」円高により、まず元の原材料が安価で入手出来る。

そうすれば、まず私達の生活もしやすくなります。

円高になったからといって、輸出に比重を置かれる企業にとっても、元が下がる訳ですから、利益率は変わらないと思います。

ただ、円高では製品価格が高くなる為、物がうれにくくなるだけです。

そこで、今回のTPP です。

各国との交渉によって関税を撤廃してもらうことで、各国輸出の製品価格を引き下げ輸出の促進を計る。

関税が撤廃され、量が出る様になれば、利益率的には変わらない訳ですので、輸出企業にとっても利益額は確保されて行くと考えます。

こちらの道理の方が分かりやすく、実現性が高いと思うのですが……。

安倍総理のリーダシップには、今までにない期待感を持っていますが、この点については、果たしてどうなるだろうか?と一抹の危惧を感じています。

話を元に戻しますが、私達の当面の課題である「円安対策」については、次の様な具体策を講じています。

①海外生産のコストダウン要請 ②チャイナ+1の推進 ③為替予約 ④国内ネットワークの拡充 ⑤現成長事業の爆速的推進 ⑥輸出の促進

以上です。

時代の川は政治によって決まります。

私達は、各論において、いかなる時代の川てあっても流されることのない対策を各々が講じていかなければなりません。

その対応の質と速さによって、各々の会社の浮沈に繋がります。

ピンチはチャンス、変化はチャンスです。