道徳
皆さん、こんにちは! 中国から無事帰って来ました。 中国も肌寒かったですけど、日本はそれ以上に寒いですね。 今日は東京にいますが、少し雨が降っていて、もはや真冬並みの寒さです。
4月中旬にこの寒さは記憶がありません。 やはり異常気象なのでしょうか? ここ2週間ほど青空を見てない気がしますが、早く春の日差しと共に青空を仰ぎたいものです。
ついこの間この様な光景を見ました。 電車でのことです。 70歳過ぎ位のおばあさんが、若い女の子2人の前近くで吊革を持たれ立っておられました。 若い女の子2人は気にする素振りもなく何やら2人で楽しそうに大きな声でペチャクチャと話しています。 マナーや礼儀をわきまえている若い人も当然おられますが、何やら最近この様な光景が多くなったなぁと感じるのは私だけでしょうか?
ここで皆さんに質問です。これは天国と地獄の話しです。 実は天国と地獄ではそう大差があるわけではありません。 一つ大きな大きな釜茹でがあって、そこにはうどんが人数分入っています。 しかし、それを食べる道具は長い長い箸が一つあるだけです。
天国におられる人はいつもお腹いっぱい食事をし、心豊かに過ごしています。 かたや地獄におられる人はいつもお腹を空かせていて喧嘩の絶えない毎日を過ごしているそうです。
さて皆さんはどのようにして大きな釜茹でから長い箸を使って食事をしますか?
その答えは、まず長い箸の先におられる人にうどんを自らとって食べてもらい、次に同じようにして食べさせてもらいます。
ですから天国の人達はいつもお腹を満たすことが出来、地獄の人達は我先にと食べようとするので、いつまで経っても食べることが出来ず喧嘩ばかりしていると云うことだそうです。
ある人の言葉に「奪い合えば憎しみ、分かち合えば安らぎ」と云うものがあります。
今の時代は様々な環境変化から人の心が荒んでいる様に感じます。
時代が人をその様にしたのか?人が荒んで行ったからこの様な時代になったのか?はわかりません。 人は聖人君子ではありませんので紆余曲折あって当たり前ですが、出来るだけ外的要因に振り回されない心を持ちたいと日々自分自身を諫めているところです。 今の時代だからこそ「分かち合う心」が大事な気がします。