ペットトーク⁈

皆さん、こんにちは‼︎
残暑厳しいとはいえ、朝晩は一時に比べて過し易くなって来たのではないでしょうか?

今日から早くも9月………日中の厳しい暑さももう少しの我慢ですね。

さて、話しは変わりますが、「ペットトーク」と言う言葉をご存知でしょうか?

ペットトークとは、
元来、スポーツの試合前、監督やコーチ、キャプテンなどが、選手が本番で最高のパフォーマンスを発揮する為に行うショートスピーチの事です。

アメリカでは人を励ます事が当たり前に行われており、ショートスピーチは浸透しているのが現状です。

一方日本では、励まし方があまり上手ではなく、どうやって部下や社員を励ましたらいいのか分からない……という経営者や管理者が多いのが実情です。

変化の激しい時代……利己主義傾向……また、ゆとり世代の社会進出……このような時代の流れから、「ペットトーク」が注目を浴び、モチベーションアップに役立てようとする動きが盛んになって来ています。

先般、この「ペットトーク」についての記事を目にしましたので、ご参考までにご紹介します。

【ペットトーク5つのルールと4つのステップ】

《5つのルール》

① ポジティブな言葉を使う
ミスするな!契約を落とすな!などのネガテイブな言い方は萎縮してしまいます。

② 短い言葉を使う
長々と話すのではなく、出来るだけ短い言葉で相手に刺さる言葉が効果的です。

③ 分かりやすい言葉を使う
難しい言葉や横文字ではなく、誰でも理解出来る分かりやすい言葉を使うのがペットトークのルールとなっています。

④ 一番言って欲しい言葉を使う
上司目線で伝えるより、相手目線に合わせて言葉をチョイスするようににしてください。

⑤ 相手の心に火をつける本気の関わりで対峙する
「本当に成功して欲しい」「本当に良くなって欲しい」「変わって欲しい」という本気の気持ちを持って対峙しましょう。

《4つのステップ》

⑴ 受容……事実の受け入れ
緊張や不安に包まれる事が多い仕事。
相手の感情、状況を受け入れてあげる。
「緊張するよね。私も若い時はそうだった」
「最初から仕事が出来る人はいないよ」

⑵ 承認……捉え方変換
発想を変え、あるものに目を向け、気づきを与え、やる気に火をつける。
「緊張するのは当たり前、本気の証拠だよ」
「俺達には絶対に勝つというチームワークがある」

(3) 行動……して欲しい変換
行動の指示は「して欲しくない事」から「しよう」に変換し、相手に成功をイメージさせる。
「ミスするな」→「ベストを尽くそう」
「失敗をするな」→「活動をしよう」

⑷ 激励……背中のひと推し
最後に熱い言葉や優しい言葉で相手の背中を押してあげる。
「さぁ、行って来い」
「一人じゃない、皆んながついている」

以上のように、4つのステップには受容→承認→行動→激励があります。

これらルールやステップ……については上司や上位概念を持ち合わせている人が、部下や同僚に行うヤル気スイッチです。

しかし、このペットトークは冒頭お話ししましたように、試合前の励まし………という事でした。

従って、部下や社員達も最低限のルールとして、試合に臨む気持ちだけは持ち得て置かなくてはなりません。

「試合に出たくないな……」「どうせ俺は補欠だから……」などのネガテイブ発想を抱いていたのでは、幾ら上司がペットトークをしても気持ちの昂りが起こる事はありません。

現代の仕事事情で言うと、今まで行っていた業務の変更や見直し、業務精度の改善、スピードアップ、職種の変更や2つ以上の職種を受け持つ多機能工は、当たり前になっています。
はたまた大きくは事業転換という事もある時代です。

それらに対し臨機応変、柔軟な姿勢で臨む事はしなくてはなりません。

「○○だから出来ない……」これも上記のペットトークからするとネガテイブな言い方、発想です。

それを変換して、「○○なら出来る……」「すると為にこのようにしよう!」……試合に臨む者として、このようなポジティブ発想は持たなくては、幾ら上司がペットトークをしても、ヤル気スイッチにはならないのです。

変化のある時代で大変だとは思いますが、まずはどのような試合でも、
ポジティブに前向きに臨む各々の姿勢…………
それを受けて、
上司はドンと背中を押しフォローをしてあげる………
このような形が仕事における相互の信頼関係の構築となり、チームワークが向上するのだと考えます。