現代の経営者と管理職の在り方

皆さん、こんにちは! 11月も終わりですねぇ。 ホント早いですね。

2014年も残す所、あと1ヶ月!

最近、野村証券のコマーシャルで

「2014年は今年だけ‥‥‥今年のニーサも今年だけ‥‥」

というモノがあります。

確かに改めて感じる所があります。

日々、時間に追われていると流されてしまう部分がありますが、あと1ヶ月と迫った2014年は二度と戻って来ませんので、1つの吉祥をつけ、また心新たにして2015年を迎えたいと考えている所です。

さて、話しは変わりますが、先般、弊社メインバンク三菱UFJ銀行のグループ会社、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社からある小冊子が届きました。 その本のタイトルは(なぜか「結果が出ない」管理職の7つの間違い)というモノです。

この様な小冊子が届けられるという事は、目まぐるしい時代の変化の中で、昔とは違い、どこの会社でも「管理職の質の向上」が求められていて、しかも会社、管理職共、そこが重要課題になっている証拠だと思われます。

以前からも現代における管理職の重要性からブログでも何度か管理職について記述をして来ました。 それは、管理職の重要性も去る事ながら、そうなればなる程、今までと違って管理職の方々への精神的負担も大きくなりますので、それに対して少しでも考え方の助力になればという思いで記述して来たのでした。

しかし元来、今も昔も管理職としての精神的負担や仕事は変わりはありません。 昔は時代の流れと共に結果が出ていたので問題にならなかっただけです。

時代が変化した現代にあっては、経営者は本来あるべき経営を‥‥、管理職は本来あるべき管理職の仕事をしなくてはならなくなった‥‥この様に捉えるのが本質的には正しい解釈だろうと考えます。

客観的にみて、昔からあるべき経営、あるべき管理職の仕事を追求されて来た会社は時代が如何様に変化しようとも成長を続けられています。

一方、時代の流れに身を任せ、あるべき経営、あるべき管理職の仕事を怠って来た会社は少なからず時代が変化すると共に縮小又は淘汰されている現状があります。 私達の旧来のお客様や周りをみてもその様な状態の所が沢山あります。

この客観的事実をみても上述の様に、いつの時代でもあるべき経営、あるべき管理職の仕事を追求して行かなければならなかったのだという事が分かりますし、これがどこの会社でも目指している継続的成長(GOing concern)への近道だという事も分かる筈です。 従って、経営者も管理職の方々も「あれもこれもやらなくてはならない!」という様に精神的負荷を自身に与える様な考え方ではなく、

「今までは本来のあるべき仕事をしなくても時代のお陰で結果が出せてラッキーやった!これからは、あるべき仕事をやらなくてはならない」

この様に考えるのが妥当ですし、自身も気持ちにエネルギーが湧いてくると思います。

仕事は結果です。

経営者も管理職も、いつの時代でも同じなのです。

昔は結果が出るまでの過程は安直でも結果が伴いましたが、現代は結果を出す為に何をしなければならないのか?ここが重要でこの質の向上が求められているだけです。そしてそれを形に変える管理職の質が求められているという事です。結果を出すまでのプロセスが仕事においては何よりも重要なのです。 ここを昔から愚直にあるべき経営とあるべき管理職の仕事をされ続けて来た会社が現代でも成長しているというだけです。

経営者は時代の変化をいち早く、その先見性を以って察知し、社内にその方向性を示し、経営資源の選択と集中を行ない舵を切る。 管理職は自身の管理下にある各部署において、その方向性を確実なモノとする為に、各プロセスを見直しその生産性と質を上げ(PDCAを回す)速やかに形に変える。 形に変えるスピードが遅いと嵐に突入してしまいますので、いつまでにそれを実現させるのか?という期限は最重要ポイントです。

期限から逆算した実現性の高い絵を描き、そのプロセスとタスクを追っ掛ける訳です。 これらが出来れば自ずと結果はついて来ます。

万一、結果が出なければそれは経営者の責任です。 時代の変化を見誤ったという事でしょう。 又は経営資源の選択と集中を間違えたという事です。

しかし、時代の変化が正しく、方向性も選択と集中も間違いないにも関わらず結果が伴なわないとすると、どのプロセスに問題があるのか?そこを預かる責任者は誰なのか?という事になる訳です。

従ってこれは、そこを預かる管理職の責任という事になります。 これらが、経営者及び管理職のあるべき仕事であり責任なのです。

この日本という企業は、多くの中小企業によって支えられています。 一企業にあってもその会社を支えているのは多くの管理職の方々です。 その責任とそして誇りを以って、あるべき管理職としての仕事に邁進して頂きたいと思います。

来週以降は、冒頭に記述しました小冊子の内容を随時紹介させて頂いて、現代、結果が出ず一番ご苦労をされています管理職の方々の一助になればと考えています。