超ロジカル思考

皆さん、こんにちは‼

私は今、東京にいますが、まぁ〜暖かい気候です。

23℃との事です。

車に乗っていると暑く、少しクーラーでも入れたくなる感じがします。

週末はまた、天気が崩れるとの事ですが‥‥‥。

これからは、ひと雨毎に季節が移って行くのでしょうね。

さて、話は変わりますが、現代における情報は一瞬の間に世界を駆け巡り、また、その移り変わりも一瞬の間に起こってしまう‥‥そんな時代に私達はビジネスをしています。

ビジネスの基本的な思考は「ロジカル思考」という事は間違いないと考えますが、上記の様な目まぐるしい情報時代において、その基本だけで対処していたのでは、お客様の理解を得られない場合があります。

そこで、その進化形として「超ロジカル思考」を提唱されている方がおられます。

高野研一さんという方です。

本日は高野さんの言われる「超ロジカル思考」をご紹介させて頂き、皆様方のご参考にして頂ければと思います。

高野氏曰く、「情報が瞬時に交錯する現代にあって、ビジネスパーソンを取り巻く環境も不確実で先の見えにくいものになって来ている。こうした先の見えにくい世界を相手にする場合、モノの見方は1つでない事が多い。あらゆる可能性を創作する事が未来を確かなものとする」と言われています。

では、

1.「目に見えなかったモノを見られる様にするには‥‥‥」

どうすれば良いのでしょう?

この原因は、自己の範疇でしかモノ事を見ていなかったり、経験が浅かったりするのが問題です。

そこで、高野氏は、

「①自分が行った事のない場所に行ったり、会った事のない人と会って話しをしたりする事をお勧めする」

「②毎日ノートを持ち歩き、何か気になった事があれば、書き留める習慣をつける」

と言われています。

次に

2.「自分の器を超えた問題を解決するには‥‥‥」

これは、ビジネスパーソンに限らず、会社が成長をして行く上で、少なからず、どの会社の社長も、自身の器を超えた所でチャレンジをしている事だと思います。

これに対し高野氏は、

「①自分の器を超えた問題を1つ取り上げ、頭に浮かんだ解決策をノートに書き出す」

「②そして、そこに書き出したものを全て捨てる。その後、イマジネーションを広げ、問いを重ねながら問題の構造を解明して行く」

「③ビジネスリーダーとして、将来の市場構造、事業構造、収益構造の可能性を解明して見る」

‥‥こんな感じです。

大事な事は、頭に浮かんだモノは、まず捨てる‥‥‥という点です。

何故なら、その範疇での考えや頭に浮かんだモノは、自身を超えている事にはならないからです。

一旦、自身の考えは捨て、新たな問題解決のアプローチを思考錯誤しながら考える‥‥‥これが重要なのです。

そしてその後、今の場当たりでは無く、5年10年先まで思いを馳せ、シミュレーションして見る‥‥‥。

この思考回路になれば、常に自身の器を超えた問題の解決策は見つかるはずです。

最後に、3.「人の内面を見られる様になるには‥‥‥」

「①顧客を一方では無く、様々な切り口から分類し、その中から魅力的なターゲットを選ぶ」

「②彼らの内面に感情移入し、彼らがどの様に心を揺さぶられたかを想像する」

「③それらを使って、どの様に顧客の五感に刺激を与え、心を動かす事が出来るのか?を考えて見る」

‥‥だそうです。

私達の経験からも、自社での新しい切り口(ビジネスモデル)を持って、既存顧客や休眠顧客にアプローチをした所、今までは、お付き合いが殆ど無かったお客様も、魅力的なお客様に変わる事が分かりました。

私は、上述の高野氏の「超ロジカル思考」には共通点がある様に思いました。

「目に見えなかったモノを見られる様にするには‥‥」

「自分の器を超えるには‥‥‥」

「人の内面を見られる様になるには‥‥‥」

この様な事を解決するには、やはり自分自身の成長という事だろうと思います。

人としての懐の深さ、幅の広さ‥‥‥

人としての見る視野の広さ、俯瞰、大局感‥‥‥

そして、人として相手の立場に立って思いを馳せる思いやり‥‥‥

この様な事を広げて行きなさい‥‥

その為の方法論を高野氏は言われているのだろうと思います。

これは本来、人(自分自身)としての問題です。

私も尚、その様に在りたいと考え、人生を歩んでいます。

元来の「ロジカル思考」は、文字通り、仕事を進めて行く上で、論理的に物事を捉え、論理的に物事を解決して行く‥‥

これがビジネスでの効率化が計れ、回りに対しても納得の行く‥‥

また、回りに教える事が出来る‥‥

ビジネスでの基本的な考えです。

ビジネスを進めて行く上では、ベースとなる思考ですので、無くなる事はありませんし、ビジネスパーソンは身に付ける必要があります。

しかし、ともすると、それは自己の範疇からの一方通行になり、共感、共鳴を得られない場合もあります。

目まぐるしい時代だからこそ、人としての人間性が問われているのかもしれませんね。

いつの世も、デジタルが‥‥‥情報が‥‥科学が‥‥進化し、便利になったとて、人が存在する限り、ビジネスの基本は人対人‥‥ビジネスだけでは無く、人の営みもまた、人対人、アナログ的なモノです。

これは不変の真理です。

従って、「超ロジカル思考」とは、「ロジカル思考」+「人間性」=「超ロジカル思考」という事ではないでしょうか。