失われた20年

皆さん、こんにちは! 余寒きびしい時節柄ですがお変わりないでしょうか?私は今のところ一回も風邪をひくことなく この冬を過ごしています。

先般、政治家を交え今後の日本についてと云うことで意見交換の場がありました。今後の日本を考える前に過去20年はどうであったか?それを認識した上でこれからを考えなくてはならないと思うとの話しをさせて頂きました。

歴史的にみて、世紀末の前後10年は変革期に当たる様で、今までの構造に支障が生じ、様々な課題が噴出をし混迷をする時期だと思われます。今年は2010年で、ある意味昨年を持って世紀末を挟んだ前後10年が終わった訳です。

では1990年から2009年までの20年の間にこの日本はどの様に次の時代に向け舵取りが出来たのでしょう?

1990年代実質GDPは0.7~0.8%、当時欧米諸国は3.4~4.0%、そして2000年代に入りBRICsと云われる中国、インド、ブラジル、ロシアの台頭が目覚ましく、日本のGDPは同じく0.7~0.8%と実質成長していないに等しい状態です。

BRICs – Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/BRICs

2008年の金融危機以降に至っては、当事国のアメリカはマイナス5%で、被害が少ないと云われた日本はなんとマイナス10%だったのです。株価に至っては20年前は38,000円で現在は10,000円です。アメリカは少なくとも株価は2倍以上になっていると云うのが現状です。

この様な結果から、悪い悪いと云われているアメリカも短期的に見ると紆余曲折はあるものの、長い時間軸で見ると確実に成長している訳で、そのトップの舵取りが上手く行われていると言えます。

となるとこれからの日本がまずしなくてはならないことは何か?

まず政治改革で望まれるのはこの時代の資質を持った真リーダーの出現です。

まだ後進国は前へ進むだけなので、今の政策の延長線でも大丈夫だと思いますが、成熟期に入っている先進国は安定成長をさせる為に政策転換する時が最も重要で且つ困難であると思います。

そう言った意味では残念ながら日本は目先の事は行って来たかもしれませんが、結果が示す様にこの20年は無策のまま歩んでしまいました。

先日の意見交換会で若く大局観を持った有望な方々もおられました。今後この様な人達が引っ張って行かないと日本は変わらないかもしれません。

政治においても会社においても目先の事だけに振り回されていたのでは、10年過ぎた時何の結果も出ていないと云うことになります。

マクロ的に考えミクロ的に、総論を把握した上で各論を考える、森を見て木を見る成熟期に入った現代にあって責任のある地位に就かれている人には最低限この様な思考を持って事に臨んで欲しいものです。