息子の舞台

皆さん、こんにちは!

もう8月も終わりですね。

なんと月日が経つのが早いものかと思います。

明日からは9月、そして、今年もあと4ヶ月ということです。

何か気持ちだけが焦ってくる感じですが……。

これからは幾分、動きやすい時期になって来ますので、より以上の行動力をもって臨んで行きたいと考えているところです。

さて、先般、息子の舞台を久しぶりに家内と見に行きました。

約1年ぶり位です。

舞台は今井翼さん主演のプレゾンで、ミュージカルとはちょっと違いますが、歌あり、踊りありという感じの舞台でした。

息子の舞台は過去3~4回観に行ったことがありますが、どれも素晴らしい舞台だと感じます。

出演者達の一体感、出演者達と客席との一体感、これには、いつ観に行っても感心させれます。

出演者達の温度差がなく、客席との温度差がなく、場合によっては、お客様が出演者達のモチベーションをより以上に上げ、お客様が素晴らしい舞台を作っていると言っても過言ではない位です。

舞台を見ていると、常に「会社においても、このような一体感を生み出せないものか?」と考えてしまいます。

社内においても、そして、お客様や購買先様との関係においても、このような一体感を作り出せないものかと……。

社内でも、様々な工夫を凝らして、理念や哲学、目標を共有化し、人材育成にも力を注ぎ、モチベーションアップの試行にも工夫をしながら、各々の温度差を埋めて、そしてワンランク上げる努力をしています。

ある人から、「会社だから、温度差があるのが当たり前だ」と言われたことがありますが、私の考えは真逆です。

先程の息子達の舞台を見てもそれが出来ている様に、私は「会社だからこそ、プロだからこそ、理念・目標を共有化している仲間だからこそ、そして縁あって集いし人達だからこそ、温度差がないのが当たり前」という大前提に立っています。

自分達が、楽しくなければ相手も楽しくないはずですし、冷めた人が1人舞台に立っているだけでも、その舞台全体を台無しにしてしまいます。

とはいうものの、会社において、その温度差を埋めるのは容易なことではありません。

やはり、どうしても事務的に仕事をしている人がいたり、仕事を義務と考えている人がいたり、糠に釘といった様に無機質な感じの人がいたり、個人的な差が出てしまうというのが現状です。

自覚や責任感の欠如からくる、マインドの問題が大きいようです。

息子達の舞台には、モチベーションの低い人は誰1人いません。

1人1人がその与えられた役割の中で自覚と責任を持ち、自分達を表現しています。

もっと言えば、自覚や責任感のない、自分の役割を全う出来ない人は、舞台に立つことすら許されませんし、恐らく、今後、二度とお呼びがかからないのではないか?と思います。

万が一、その様な人が1人でも舞台に立っているとすれば、安くないお金を出して観に来て頂いたお客様に申し訳が立ちません。

私達もまた、仕事をして行く上で、1人でも社内にその様な人がおられれば、顧客に失礼ですし、社内の一体感やモチベーションも下がってしまい、会社という舞台で顧客に感動を与える事が出来ません。

だから、様々な工夫を凝らしてその温度差をなくし、一体感を作り出そうとしている訳です。

そして、顧客との一体感においても、同様です。

私は最初の商談時に、必ず私達の「考えや思い」を説明し、そして共鳴して頂ける顧客とビジネスをスタートさせなさいと指導しています。

そうすれば、理念を前提としてお客様との一体感を構築しやすくなると考えますし、自分達も楽しく仕事が出来る筈です。

舞台においても、出演者達が一生懸命やっていても、お客様が白けていては素晴らしい舞台を作ることは出来ません。

お客様と理念を共有することが出来たならば、まずお客様が白けてしまうということは回避出来ます。

私達は、社内の温度差をなくし、ベクトルを合わせ、そして、顧客担当となる営業マンにおいては、コシオカ産業という舞台の主役を張る訳ですから、誰よりもモチベーションを高く、そして相手を楽しくさせてあげなくてはなりません。

社内業務においても、自身の役割の部分は主役を張る訳ですから、自分の番が回って来て仕事をする時は、同様に誰よりもモチベーションを高く、自身の主役としての役割を果たし、そして次の工程の人が喜んでくれる様な仕事をすることが大事な訳です。

このようなことを1人1人理解し、自身の主役としての役割を果たすことが出来たなら、必ず社内においても一体感を作り出すことが出来ると思うのです。

その昔、漫才の頂点に君臨した、横山やすしさん・西川きよしさん、いわゆる「やすきよ」の漫才があります。

この漫才は、ベースになる台本はあるものの、そのアドリブから互いが負けじと相手より面白いボケやツッコミを言いあい、まずお客様より相手を笑わせやろうという感じでした。

そしてそのやり取りを聞いていたお客様が思わず爆笑してしまう。

そんな一体感のある漫才だったと思います。

この様な形が理想ではないか?と考えます。

私達もまた、社内において、自身の役割をきっちりと果たし、そして次に繋がる人を喜ばせてあげようと心掛け、その延長戦でお客様に期待以上の喜びを与えれる様な仕事を各々がしなければなりません。

そうすればきっと、息子達の舞台の様な出演者達も客席も一体となった舞台が展開できるのではないか?と思うのです。

そんなことも考えながら、息子の舞台を見ていた訳ですが、息子もまた、自覚と責任を持って、その役割を一生懸命全うしようとする姿勢が感じられ、少しずつではありますが、着実に成長しているなぁと正直、感じました。(親バカですが…………)

これからも、支えて頂いている全ての方々に感謝の念を忘れず、頑張って欲しいものです。